伝達と準備に、僧が駆け出していく。

よろしくねー、とひらひら手を振った景時は、倒したバイクを引き起こした。


「うさぎも乗ってくでショ?
急いで飛んでも結界できてな
ぉぅわっっ??!!///」


うさぎの顔が、不意に至近距離に現れた。

コレ、ちょっと口を尖らせたらチューできちゃいますYO!

慌てふためき、バイクから手を離しそうになるが、なんとか持ちこたえる。


「ちょ…
だから、急に近いと心臓が…
って、ハイ、飲み込みマス。
なんなの?」


「そなた…」


うさぎの赤い瞳が興味深そうに瞬いた。


「いつも緩みきった顔をしておるので気づけなかったが…
先程のようにしておると、良い男なのじゃな。」


「////??!!
クァwセdrftgyフジコ??!!」


「…なんと?」