うさぎが景時を見上げて厳しい表情を崩し、柔らかく微笑んだ。 景時の心臓がドクンと音を立てて飛び上がり、火がついたように全身が熱くなる。 頼りにされているようで、天にも昇る心地だ。 (コレコレ。 コレがあったら、他になんもいらねぇわ。 なんでもできちゃうわ、俺。) 俺が一番踊り狂ってる。 わかってるケド、構わない。 死ぬまで踊り続けさせてよ。 景時は大吾に負けず劣らず完熟トマトになった顔を俯いて隠しながら、ヤバい本を携えて部屋を出る。