「今日はどうだった?」

「楽しかったよ」


「そうか」

なぜか悲しそうな顔をする柄沢くん。

「誰も好きになってないよな?」 

「なるわけないじゃん!」

「でも…」

不安そうに私の顔を覗き込む柄沢くん。

上目使いなんて反則だよ。

「俺もさ、…佑って呼んでよ」


「え…、うん」

「俺以外の男、好きにならないでね…」

本当に可愛い。

男の子なのにね。