「俺…お前のこと好き…」



「………」


「お前は俺のこと嫌い?」


「そんなわけ…ない!」


「じゃあ、好き?」


「うん…」


「そっか…」


柄沢くんは私を強く抱きしめた。



「俺さ、映画みて、俺に元気づけてくれた時に、好きって気づいたんだ。」

「…うん」


「好きだよ…」

「私も…」


私のほっぺに柄沢くんがキスをした。

それは優しくて暖かくて、柄沢くんのこと好きだってますます思えた。