「柄沢くん、さっきのって嘘だよね?」


「意義なかったんだろ?」

「で、でも…」


柄沢くんは私のことを優しく抱きしめてきた。

「柄沢くん、彼女いるよね?こんなことしちゃだめだよ!」

私は柄沢くんからすぐに離れた。

「おい!」

「私、彼女さんの気持ちわかるよ?そら嫉妬するよ…」

「ちょッ!」

「私、柄沢くんにはもう関わらないから…じゃあ、ね…」


そう言って私は、屋上をでた。

バカみたい。



私の目から涙が溢れてきた。


なんで…