すごい勢いでナイフをもって私に向かってくる。



もう…




ダメだ。




「………………………」





あれ?ナイフ…。



刺さってない。



待って…




私の前にいるのは…





「柄沢くん…?!」



「い、いやー…」


女はヒストリックに叫んで倉庫から出て行った。



「なん…で…」


私は急いで救急車に連絡した。



幸い、柄沢くんは軽い傷ですんだ。


それでも、たくさんの管に繋がれてる柄沢くんをみると、私のせいでこうなったんだ、って思う。


柄沢くんのためにも、私はそばにいないほうがいいんだ。


そう思うと目から涙が溢れてきた。