「ちょっと、いい?」

その女の子に倉庫に連れて行かれた。


「あのさー…」


さっきとは違う低い声をだした女。


「佑に近寄らないでくれるかなぁ?」

えっ…。

こんなにも恐怖心を抱いたことはない。

なにか嫌な予感がした。


「ごめんなさい…」


「ムカつくんだよねー」


「ごめん…なさ…い」


「佑も嫌がってるし、近寄らないであげて」


柄沢くんが、嫌がってる…?


嘘……