「「『……』」」

ジト目で見る小夜達。

「異世界ネタとか持ち出してきたよ…」

「意外と男らしくないですね、わたるん君…」

「認める時は認めてあげないと…」

『おぶさりっ子ちゃん、可哀相…』

ヒソヒソと人聞きの悪い会話が繰り広げられる。

「ちょっと、信じて下さいよっ!」

「あぎょうさん、あの子がどこの女の子供なのか気になる、いかに」

「阿行さんもいつもの決め台詞と違いますよっ!」