天神学園高等部の奇怪な面々35

どれも可能性はありそうで、どれも憶測に過ぎない話。

「もうDNA鑑定するしか方法はないんじゃ?」

レッドが言う。

「妖精ってDNAとかあるんですか?」

帳が首を傾げる。

「もし生徒が親だったら…不純異性交遊で停学ですか?さ、最悪退学なんて事に…?」

リディルが青ざめる。

『まさか天神学園で、そんな問題が勃発するなんて…!』

オロオロする小夜。

毒舌妖精一人のお陰で、何やら大変な事態にまで発展してきた。