天神学園高等部の奇怪な面々35

「あんたたちみたいなケダモニョなんかよりっ、パパはずぅっとビケイでかっこいいんだかりゃっ!」

帳の指先に摘まれたまま、ピクシーはピーピー叫ぶ。

「パパにくらべたら、あんたたちなんてゴリラにマントヒヒよっ!」

「ゴ、ゴリラ…」

「マントヒヒ…」

軽くハートブレイクな帳と涛波。

「ふんっ」

その隙にピクシーは帳の手から逃れる。

「あやうくいいようにからだをもてあそばれるとこだったわっ、このがくえんは、きちくばっかりねっ!」

失礼な捨て台詞を残して、ピクシーは学食から飛び去っていった。