「あら?」

奥方の手の中で、双子達がぐずり始めた。

「どうしたの?もう眠くなったのかな?」

無理もない、既に時計の針は午前0時を過ぎようとしている。

こんなに遅くまで起きているのは初めての事だろう。

めのうがぐずった事で伝播したのか。

瑠璃も瞳に涙を浮かべる。