天神学園高等部の奇怪な面々35

以来レッドは、剣術を磨き、体術を磨き、己を磨いた。

今では、そんじょそこらの連中ならば魔法など必要ないほどの力を持つ。

<無駄な努力だったな…>

「無駄じゃねぇよ」

<私に遠慮をしているのだろう?>

「自惚れんな」

<私は既に死んだ存在だ。そう甘いと早死にするぞ>

「うっせぇ、あんたは使わねーよ」

魔女とレッドの口論は続く。