チリリーン チリリーン。
「まだ眠いたいのに。」
と私は、ぶつぶつ言いながら
学校の支度を始める。
新しい制服に身を包み
今日から高校デビューだ。
私は、親の関係上
私立の有名なセレブ学校に
入学したのだった。
そこまで、入りたいわけでも
なかったが制服が可愛いので
しぶしぶ…。
私は、元気よく玄関を出ると
そこには幼なじみの
敦夫(あつお)通称あっくんが
待っててくれたのだった。
『おはよう。捺(なつ)ー…。』
私の名前は、竹内 捺実(なつみ)。
あっくんには、なっちゃんって
言われていたけど
最近、捺って言われていて
ちょっと恥ずかしい。
あっくんは、世に言う
イケメンさん。
だから、生まれてから
ずっと一緒と言うことが
不思議だった。