「悠太?おーい。」 黙り込んだ俺に拓人が首を傾げる。 「どうした?」 不思議そうに尋ねる拓人。 「ごめん。ちょっと考え込んでた。」 そう答えると、拓人は安心したようにため息をつく。 「よかったー。まだ怒ってんのかと思った!」 そんな拓人を見ると申し訳なくなる。 「だから怒ってねーって。」 少し冗談っぽくそう言うと拓人は笑顔に戻った。 拓人、ごめんな。