遊園地でね、
ハルの笑顔が好きだって言われた時。
本当は、すごくうれしかったんだよ。
わたしも好きだよ、って言いたかった。
でも、わたしはもうすぐこの世からいなくなる。
そんな人間が、これからも生きて行くハヤトにそんなことを言える権利はないの。
ハヤトに出会ったこと、
後悔したよ。
いっぱい、後悔した。
でもね、その倍くらい、
ハヤトに出会えてよかったって思ってる。
イジメられてようが、
ハヤトはハヤトだよ。
人のことを1番に考えられる、
すごく優しい人だよ。
きっと、患者さんに愛される、
いいお医者さんになれる。
そんなハヤトの姿を、
そばで見ていられないのがすごく辛いけど、
でも、空から見守ってるから。
だから、どうか、幸せになってください。
わたしがいなくなっても、
今のままのハヤトで、
これからを、
未来を、歩んでいってください。
わたしと出会ってくれて、
わたしにたくさんのものを与えてくれて、
ありがとう、ハヤト。
本当に、大好きでした。
ばいばい。


