屋上のいつもの場所。 ハル。 僕たちは、どれほどの時間をここで過ごしたのだろう。 どれほどの景色を見ただろう。 晴れの日も、 雨の日も、 雪の日も、あったね。 めちゃくちゃ寒い日も、 ほんの少し、暖かい日も、あった。 ハル。 やっぱり、 我慢なんて できない。 膝を抱え、 ハルを想い、 僕はどれほどの時間、 この思い出の場所で 泣いただろうか。