「…お願いっ!!
もう…もうっ…やめてっ…!」
遠のきそうな意識の中で、ハルの声だけがはっきりと聞こえる。
いつもの倍くらいは殴られているだろうか。
本当なら、ハルの入院前の最後の思い出として、
この遊園地は最高に楽しいものになるはずだったのに。
僕が、イジメられてるから。
僕が、弱いから。
ハルにまで、辛い思いさせてごめん。
やっぱり僕とハルとじゃ釣り合わないんだね。
知ってるよ。
初めから。
分かってた。
そんなことは。
だけど、
だけど、
だけど僕は。
もう、キミが好きで仕方ない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…