「ひかりっ!」

「「ひかり様!おはようございます」」

「おぉ、おはよー。」

本田ひかり、実は最強ヤンキー!で、私の幼馴染。女子にモテモテ!

「秋を独り占めだなんて、真子がするはずないだろ。したって何の価値もない秋を。」

「「そうですよねっ!」」

「わかればいい。」

みぞおちくらいまであって、所々金髪に染めているひかりの髪は、高めのポニーテールで妙にかっこいい。サイドに分けている前髪も、独特の怖い感じを出している。

「「おはようございま~す。」」

「ユリアちゃん!歩ちゃん!」

「おぉ~、おはよ。ユリア、歩」

「って、ひかり。2年の先輩から呼び出しだよぉ~」

ユリアはちょっと寝ぼけている。

「おぉ~、わかった。行ってくる」

「「ああ~、行かないで~!ひかり様ぁ~」」

「大丈夫っ、戻ってくるよ≪ぱちっ」

ひかりは軽くウィンクをした。

「「はいっ!わかりました❤」」

女子たちの目が輝いてる…

「ホンット、モテるよねー、ひかりは。」

「羨まし―」

「「いえいえ、ユリア様や歩様はとってもキュートで美しいです!」」

うぉっ、男子が燃えている。

「ははっ、私が1番人気ナシか。」

「そんなことないよ。真子はかわいいよ。メガネ取ればいいじゃん。」

「ううん。慰めはいらないよ。」

「慰めじゃな…「あのっ、本田ひかりっていますか!?」

可愛らしくてちょっと高めの声が聞こえた。

「ひかりなら、告白されに行ったけど?」

「そうですか…。」

その女の子はそう呟いて教室に帰って行った。

「あの子、もしかして…」