その行動に驚きつつ、俺はその添えられた手に 自分の手を重ねた。 「大胆だね、麻子。」 「ふふっ。燐・・・私にあなたの血をちょうだい。」 「そんなこと言って、大丈夫?今夜覚悟しておいてね。」 麻子の掌に、キスを1つ。 そして唇にもキスをした。 その夜、俺は麻子に血を飲ませた。 そして熱く甘い夜を過ごした。 麻子、これからは俺が家族になるから。 そしていつか産まれる俺達の子供と一緒に幸せになろう。 ★ 燐編 END ★