そこで、見たものは―――――


「規律を守れないヴァンパイアは私が粛清する。」

そう言って、大きな鎌を振り

黒尽くめのバケモノを切りつけているところ。

彼女の後ろには、驚いて尻もちをついている雪兎君。



私、夢みてる?なんで?

優月ちゃんは・・・死神?


静寂があたりを包み、優月ちゃんの傍に黒い狼が現れた。

時、同じくして燐君が優月ちゃんの名前を叫びながら現れた。


そして―――――

パーーーーンッ

優月ちゃんが、燐君の頬を強く引っ叩いた。