俺達が病室に入って暫く経った頃 雪兎が大きな溜め息をついた。 「お前ら、何なんだよ。毎日毎日、よく来るよな~」 ベットに横になり、上半身だけ起きあがった状態で 呆れた顔で俺等を見る雪兎。 「だってヒマなんだよ、俺ら。」 「あら、いいじゃない。楽しくって、ねぇ~。」 「てか、なんで居るの?麻子さん」 「ん?仕事終わったし。燐君に誘われたし?」 麻子さんもこの状況を楽しんでいるみたい。 案外、イタズラ好きなのかも?