「健斗、はいコーラ」 「おっサンキュー!」 健斗は作業の手を止めて、ぷはーっと美味そうにコーラを飲んだ。 「圭、何かいいことあった?」 「ん?何で?」 「何かそんな感じがしたから」 さすがに、幼稚園から一緒だとなんでもお見通しだな。 「東さんっておもしろいなーって」 さっきの東さんの顔を思い出して、クスっと笑う。 顎が外れるんじゃないか、ってくらい口開けてたもんな。