「東さんってほんとに面白いよね」
昨日もそれ言われたんだけど…
昨日…
わーっ!思い出しちゃダメだっ!
「昨日はごめんね」
福本くんが、私の隣に座って言った。
「テスト勉強に疲れてたなら仕方ないよね…あんまり無理しないでね」
私がそう言うと、福本くんは吹き出した。
「あははっ、何でそんなことになってんの!」
「…え?違うの?」
福本くんは、笑い終わってはーっと一息をついた。
「東さんが可愛かったから、つい意地悪しちゃった」
私はこのとき、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてたと思う。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…