彼女は天然美少女。


「ふ、福本くん!」

慌てて福本くんから離れる。

「どのペンキ?取るよ」

「あ、白を…お願いします」

び、びっくりした…!!

私今絶対真っ赤だ…!

「はい」

「あ、ありがとうっ」

「数学、出来た?」

あ、そうだった!

「自分史上最高得点が出るかもしれないっ!ほんとにありがとう〜!」

満面の笑みでお礼を言う。

「何かお礼しなきゃねっ、えっと、」

いろいろ考えていると、福本くんがにこっと微笑んだ。