彼女は天然美少女。


「花音〜テストどうだった?」

「ふふふっバッチリ!」

私は、得意げにピースをして沙羅に答える。

「福本くんに数学見てもらった成果が出たよっ」

「よかったね〜」

沙羅は、ニヤニヤと笑っている。

何か企んでるな、この顔は…。

「とにかく、後は文化祭と体育祭に向けて頑張らなきゃっ!」

むん、と振り上げた拳が、沙羅に当たった。