「や、やっぱり変だよね!」 慌てて顔を隠す。 「ううん…可愛い。」 「…っえ…」 びっくりして橘くんを見ると、その顔がほんのり赤く染まっていた。 「っじゃあ俺戻るわ」 タタタ…と階段を下りていく音が聞こえる。 橘くん…お世辞でも可愛いって言ってくれるなんて、やっぱりいい人だなあ〜 私はちょっと浮かれながら図書室へ戻った。