彼女は天然美少女。


「ん?」

「…ううん!何でもない!」

パッと目が合うと、慌ててごまかした。

それから何問か教えてもらった後、私はトイレに席を外した。

「東?」

廊下を歩いていると、不意に声をかけられた。

「あれっ橘くん!部活終わったの?」

「タオル取りに来たんだけど…違ってたらどうしようかと思った!」

そう言って笑う橘くん。