「おはよ!何やってんの?」 「あ、橘!聞いてよ〜花音がさ「おはよっ橘くん!」 再び沙羅の口を覆う。 橘くんは不思議そうに教室へ入った。 「冗談に決まってるでしょ〜っ」 じーっと怪しげな視線を送る。 「あっじゃあ髪とか巻いていこうよ〜メイクもしてさっ!」 カバンからコテとメイク道具を取り出す沙羅。 いつも教科書置いて帰るのはこのため? 「沙羅、もう少し勉強したら…?」 「えっ何で急にお説教?」 きょとんとした沙羅を押して教室に入った。