「いいかげん自覚しなよ、自分の可愛さを!」

「か、可愛くなんかないよ!というか、沙羅に言われたくない!」

沙羅は、思わず振り返ってしまうような美人。

小顔で背も高くて、モデル並みのスタイル。

でも気取ってなくて、サバサバした性格の女の子。

「沙羅がうらやましいよ~」

「けなされてるようにしか聞こえないっ」

そう言うと、沙羅はお弁当を食べ始めた。

私も、購買で買ったパンを取り出す。

お昼休みに呼び出されたからお腹ぺこぺこなんだよね~