「それで…どう思ったんだ?」






 奏太さんが顔を少し赤くして。






「…うん。



 正直、負けたって思った。



 だって二人ともお似合いだから」






 私が言うと、





「バーカ。俺が好きなのは…





 お前だけだからな」






 奏太さんが私の額を小突いた。