【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐









 龍太は、もっと赤くなって。






「花蓮ちゃん泣かせたのは奏太、





 アンタだろ」








 …俺?





 俺、なんかしたか?







「花蓮ちゃん泣かすなんて…





 恋人以前に、男失格だね!




 奏太がいらねぇんなら





 俺が花蓮ちゃんをもらうから!」