【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








「約束、したのに。





 今朝、約束したばかりなのにっ。




 絶対に他の人間といちゃつかないって





 約束してたのに」








 私の目から






 涙がもっとこぼれて。






 タオルもかなり濡れてる。






「ツラかったよな…。




 約束破られて




 悔しかったよな」





 龍太さんが呟いて






 近づいてきた。