【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






 それ言ったら、






 ダメじゃない!!!







『何言ってんだよ』




「さっき、見かけたんだから!!」







 理紗の目から涙がこぼれてた。







「今から



 ラウンドワンに来て」






 理紗が、しばらく経ってから言った。





 電話を切った理紗が私に携帯を差し出す。