【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








「あ、海斗?





 今どこ」








 理紗の言葉に







『い、家にいるよ』







 海斗の怯えた声が




 私の耳にも届いた。






「嘘ばっか!繁華街にいることは





 わかっているんだからっ!」






 た、単刀直入!