【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐








 バイクで学校へ向かう途中、





 奏太さんが今朝の話題を振ってきた。





「なんでお前、龍太と仲いいわけ?」





 やっぱり、嫉妬…だよね。




「私が間違えて


 龍太さんの歯ブラシを使っちゃっただけです」





 私の言葉に





 奏太さんが急ブレーキをかけた。




「な、なんだって!?」