【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐









「花蓮、開き直るってゆーのは



 手術じゃなくて、




 簡単に言えば、




 うーーん、気分的なアレだろ」






 気分的な、アレ…?





 よくわかんない説明だけど、




 まぁ、奏太さんの説明だしね。




 少なくとも、手術ではないらしかった。





「とりあえず、学校行くぞ」





 私は奏太さんに急かされて、





 屋敷を出た。