【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐









「そろそろ、俺…行くわ」






 龍太さんが立ち上がった。






「朝ごはんくらい…食べてけばいいのに」





 私が言うと、





「だーめだめ!奏太に嫉妬されちゃうよ!



 花蓮ちゃんと朝ご飯食べたらさー」




 龍太さんが慌てて。




「でも奏太さんは私のことなんて




 どうでもいいみたいだけど」