「開いてません! ってゆーか、 開いたことなんてありませんからっ! 奏太さんは、あるんですか、手術」 私は、一息にまくし立てた。 奏太さんが驚いたように瞬きを繰り返す。 いきなり、手術の話するなんて、 酷いカレシだよ、全く! 「何が手術だ。 誰もンなこと言ってねぇぞ」