【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







 私が呟いた、刹那。




「あれ、花蓮ちゃん起きてたの」





 龍太さんが起き上がった。





 !!




 龍太さんはパンツ一丁だった。





「ズ、ズボンくらいは…っ!」




 私の言葉に龍太さんは応答せず。





 代わりに



「花蓮ちゃん、ゆうべハンパなかったよ」





 意地悪く笑いながら言った。