【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐









 ほ、他の…?




 一応、兄弟だと思うんですが。





「奏太さんと龍太さんは兄弟ですよね?」





 私が言うと、





「今更何言ってんだ」






 奏太さんが冷たく言った。






「なら、別にいいじゃないですか」



「何開き直ってんだよ」





 奏太さんが、呆れたように。