戻れないんだ。 俺にはもう 花蓮を抱く資格も 花蓮とキスする資格も 花蓮を愛する資格も 花蓮を迎えに行く資格も 今夜の出来事を言い訳する資格さえも ないんだ。 ――奏太がいらねぇなら 俺が花蓮をもらう。