【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐







「俺がいる」






 へ?






 龍太さんは私のことを





 抱き寄せた。







「ちょっ…」






 私は慌てて、




 龍太さんから離れようとした。






「俺がいるから」