【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






「花蓮は絶対浴衣似合うって!」






 さっきから、




 琴葉はこれしか言わない。






「そんなことないよ」





 私は、琴葉を見た。





 琴葉は淡いピンクの浴衣を着て




 髪をアップにしてる。





 ちなみに私はふたちょん。




 髪が伸びてきて、できるようになったんだ。





「琴葉、もしかしてデート?」