【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ弐






「外で立ち話もなんだしさー、




 中に入ろっか、花蓮ちゃん」







 私限定ですか。






「俺らは?」





「帰りんしゃい!」






 琴葉さんはそう言って




 しっしっ、ってした。





「酷いなぁ、琴葉」





 瑛太さんは苦笑いしながら




 車に戻ってく。






「しばらく、元気でな」