電話を切ると携帯をベッドに投げ出した。


薗部苦手なんだけどな、仕方ねぇか。

苦いため息を吐き出して混沌と眠り続けるそらの柔らかい頬を捻った

「…んぅ……」

寝ているのに、眉間に皺を刻んで少し頭を振る、そら。


「…子供か。」


頬から手を離して、そらの頭を撫でると、そらの口角がやんわりと持ち上がった