「…うわ。」



誰かの声に先輩から視線をずらした。



「あ…久せんぱい。」



サッカー部キャプテンが居た。



「なんだよ、そらのクラス行ったら、お前いねぇんだもん。亮といたのか」



「久…」



何でか先輩は、涙目だ。

弱虫な先輩。