リクと全く同じことを考えていたよう で、ショウマもカフェにいた。
学生達がまばらに座るカフェ内をスタス タ移動し、リクはショウマのいる窓際の テーブル席に行った。
それに気付くと、ショウマは嬉しそうに 片手を振り、
「リク、元気そうじゃん!
なんか、休み前よりスッキリした顔して る。
……もしかして、メイちゃんとの仲がま た進展した、とか!?」
数日前のただならない電話などなかった かのように、明るい調子でショウマは言 う。
「それはそうなんだけど……。ショウマ こそ、なんかあった?」
メイのことを話す前に、ショウマの話を 聞きたいとリクは思った。
ショウマは困ったように笑い、
「前期いっぱいで、大学辞めることにし た」
と、ためらいなく告げた。
「えっ……! なんで、急に……?」
驚く以上に、リクは驚いた。
入学してまだ1ヶ月ほどしか経っていな いし、ショウマはこの大学で立派な社会 人になるための準備をすると言ってい た。なのに、どうして。
ショウマの意思を180度変えてしまった理 由は、何なのか。


