カズはメイの行き先に心当たりがある。
「メイちゃんなら、さっきコンビニに 行ったっすよ。
買い出しするって」
その時、たまたまカズのそばを通りか かったマナが、
「え? 買い出しなんて頼んでないよ」
マナとミズキは、みんなの相手をしつつ も、突然いなくなったメイを探していた ようだ。
「えっ、姉ちゃん達が頼んだんじゃな かったの?」
「そんなこと頼むわけないじゃん。
メイちゃんは今朝からケーキ作りしてく れてたし、買い出しは昨日みんなで済ま せてきたもん」
「だよね……」
冷蔵庫やダイニングテーブルの上には、 必要な物が充分にそろっていたことを思 い出しつつ、カズは言った。
「そういえば、出かける時のメイちゃ ん、何か様子がおかしかったかも。
ついてくって言ったら、一人で行くから いい、って……」
マナはハッとし、そばに来たミズキを引 きとめた。
「ミズキちゃん! メイちゃん、さっき 出てったんだって!」
「ほんと!? どこに行ったの?」
「カズが言うには、コンビニだって。
でも、買い出しする物なんてないよ ね?」
「うん……」
ミズキは思考を巡らせた。
次の瞬間、リクはミズキ達に言った。
「近くのコンビニ、探してくる!
絶対見つけて、戻ってくるから。
みんなはシュン君のお祝い楽しんで!」
ショウマもリクについていくことにし た。
「お願い……!」
ミズキは祈るように、遠ざかる2人を見 送った。


