飼い主・樋口の意思を無視したメイのや り方は、間違っている。
けれども、メイの心意気に胸を打たれた 菜月は、ミズキ同様、メイのやり方に賛 成した。
「樋口さんには、私からもお話してみる わ。
その代わり、ちゃんと責任持って育てる こと。
分からないことがあったり、猫に異常を 感じたら、すぐに言うこと。
いいわね?」
菜月は彼女らしい柔らかさを見せつつ も、同時に母親独特の厳しい目つきでメ イに言った。
「猫も、私達人間と同じだってことを、 忘れないようにね」
「うん!!
ありがとう……!」
メイは高揚感に包まれた。
その後、菜月は単身赴任中の夫・大成に も電話をし、猫のことを報告。
彼も、菜月と同じく最初は戸惑っていた が、メイの心情を理解し、全面的にメイ の味方をすると言ってくれた。
後日、星崎家全員で、樋口に話をしにい くことになりそうだ。


