人の波が途切れがちな駅のロータ リー。
仕事帰りのサラリーマンが、タク シー乗り場に列を作っている。
駅を彩るように所々に植えられた 木々。
それらが夜風に揺れるたび、不安 が募る。
「待たせてごめん」
ショウマと顔を合わせると、リク はますます重たい気持ちになっ た。
作り笑いを浮かべて、それを紛ら わす。
「ちゃんとショウマの言葉を聞い てたら、こんなことにはならな かったと思う」
思い詰めるリクを気遣うように、 ショウマは言った。
「たしかに、メイちゃんがおかし くなったのは、リクがアカネちゃ んのとこに向かった直後だった。
でもメイちゃんは、そういうのが リクらしさだって言ってた。
リクは間違ったことなんてしてな いし、自分を責めることもないっ て」
「……ありがとう。
でも、俺は……。
メイがいてくれたから、こういう 自分になれたんだ」
仕事帰りのサラリーマンが、タク シー乗り場に列を作っている。
駅を彩るように所々に植えられた 木々。
それらが夜風に揺れるたび、不安 が募る。
「待たせてごめん」
ショウマと顔を合わせると、リク はますます重たい気持ちになっ た。
作り笑いを浮かべて、それを紛ら わす。
「ちゃんとショウマの言葉を聞い てたら、こんなことにはならな かったと思う」
思い詰めるリクを気遣うように、 ショウマは言った。
「たしかに、メイちゃんがおかし くなったのは、リクがアカネちゃ んのとこに向かった直後だった。
でもメイちゃんは、そういうのが リクらしさだって言ってた。
リクは間違ったことなんてしてな いし、自分を責めることもないっ て」
「……ありがとう。
でも、俺は……。
メイがいてくれたから、こういう 自分になれたんだ」


